会長挨拶
第17回日本Acute Care Surgery学会学術集会
会長 阪本雄一郎
佐賀大学医学部救急医学講座 教授
この度、「第17回日本Acute Care Surgery学会」を、自然豊かで歴史と文化の魅力にあふれる佐賀県にて開催できることを大変光栄に思います。また、The Korean Society of Acute Care Surgery (KSACS)との合同セッションを通じて、国際的な交流を深められる機会を得られたことを嬉しく思います。会長として、ご挨拶を申し上げます。
佐賀県は、日本列島の西部に位置し、韓国と対馬海峡を挟んで隣接する地理的特性を持つ地域です。そのため、古来より韓国をはじめとするアジア諸国との文化的・歴史的なつながりが深い土地として知られています。この学会が、佐賀県という韓国に近い地で行われることは、両国の医療従事者がより密接な連携を図り、Acute Care Surgeryの発展に寄与する象徴的な場になると確信しております。
また、佐賀県はその豊かな食文化でも広く知られています。特に、「佐賀牛」の上質な味わいや、新鮮な呼子のイカは、訪れる方々にとって忘れられない体験となることでしょう。さらに、地元の焼酎や日本酒といったお酒も佐賀ならではの魅力の一つです。これらを囲みながら、学会参加者の皆様同士の交流が一層深まることを願っています。
加えて、佐賀の温かいおもてなしの心とともに、歴史を感じる唐津城や吉野ヶ里遺跡、心を癒す武雄温泉など、地域の豊かな観光資源も楽しんでいただければと思います。こうした体験が、学会での学びをより豊かで実りあるものにしてくれることを願っています。
本学会が、日本と韓国の医療従事者が知識や経験を共有し、次世代を育てながら、Acute Care Surgeryの未来を共に切り開く場となることを大変嬉しく思います。最後に、本学会の開催にご協力をいただいた関係者の皆様、そしてご参加いただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。
なお、本学会は9月開催となるため、地球環境への配慮および参加者の皆様の快適性を考慮し、クールビズを奨励しております。
ご参加の際は、ノーネクタイ・軽装にてお越しくださいますようお願い申し上げます。学会スタッフも軽装で対応いたしますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
皆様にとって、有意義で充実した時間となりますよう祈念いたしまして、挨拶とさせていただきます。
2025年5月吉日
第17回日本Acute Care Surgery学会学術集会
副会長 川嶋裕資
医療法人社団高邦会 高木病院 肝胆膵外科部長 救急外科部長
この度、第17回日本ACS学会学術集会が、佐賀大学医学部救急医学講座 阪本雄一郎会長のもとで佐賀県におきまして開催されることを大変光栄に思っております。
第16回香川大学の岡野圭一会長、黒田泰弘副会長、スタッフの先生方、大変お疲れ様でございました。素晴らしかった第16回に負けないように現在準備に入っております。と同時に、第18回大会も、同じ九州の大分(猪股雅史会長)で開催されるのが決定しており、上手くバトンを渡せるように精進いたします。
ACSは救急科、外科、集中治療科さらにコメディカル含め連携が重要で、特に地方大学病院、地方2次救急病院においては都会と比べ、まだまだ重要な課題が山積しております。
今回、地方2次救急病院の外科医の立場から阪本会長をサポートし、学術集会を成功させるために全力を尽くしたいと思います。
外科においても腹腔鏡~ロボット手術がメインとなってきている中、ACSの分野は、なくなることはなく、非常に重要な分野であります。
今回は九州佐賀とういう地方で行われる学会であり、特に地方で、定例から緊急手術から救急と頑張られている先生にも沢山御参加いただきたいと思っております。
救急科、外科、集中治療科の先生方にも沢山御参加いただき、実りある学会にしたいと考えております。佐賀でお待ちしております
2025年5月吉日